ゲーミングチェアは一般的なチェアと違い、体を全体的にしっかり支えてくれる特長があります。しかし、低身長だとゲーミングチェアと体のサイズが合わず、足が床から浮いてしまったり、アームレストが遠くて体を支えにくいと感じたりすることもあるでしょう。
このような悩みを減らすためには、低身長でも使いやすい小さめのゲーミングチェアを選ぶことが大切です。この記事では、低身長の人が自分に合ったゲーミングチェアを選ぶポイントやおすすめのチェア、利用時の注意点などを紹介します。
通常サイズのゲーミングチェアは低身長だと大きく感じやすい
ゲーミングチェアはモデルによってサイズがやや異なりますが、一般的には身長165cm〜180cm以上の人を対象に設計されているものが多いです。そのため、低身長の人が通常サイズのゲーミングチェアを選ぶと、やや大きいと感じる可能性があります。
特に座面(腰を下ろす部分)の位置が高いことによる体への影響は大きく、低身長の人が無理に通常サイズのゲーミングチェアに座る場合、足が床につきにくくなってしまうので注意が必要です。
足が床につかない状態でゲーミングチェアに座り続けると、足裏から体の負担が分散されず、着座中に疲れやすくなってしまいます。浅く座ることで足を床につけることも可能ですが、その場合は背もたれに体を預けることができません。
上記のデメリットを解消するためにも、低身長の人は自分の体格に適した小さめのゲーミングチェアを使うようにしましょう。
低身長の人が小さめのゲーミングチェアを選ぶ際にチェックしたいポイント
低身長の人には小さめのゲーミングチェアが適しています。しかし、サイズが小さいチェアと一口にいっても多種多様な商品があるため、どのチェアを選ぶべきか悩むこともあるでしょう。
さまざまな商品から自分にぴったりのゲーミングチェアを選ぶには、以下3つのポイントをチェックすることが大切です。
- 座面の高さ
- 座面の奥行き
- アームレストの調整機能
これらのポイントをチェックしたうえで商品を比較・検討すれば、より自分に適したゲーミングチェアを探しやすくなります。以下でゲーミングチェア選びのポイントを詳しく紹介します。
座面の高さ
座面とは、チェアの腰を下ろす部分です。具体的には「椅子に座るときにお尻を乗せる面」のことを指します。
床から座面までの高さがありすぎると、座ったときに足が床につかなくなってしまいます。床から座面までの高さはゲーミングチェアのモデルによって異なるため、商品選びの際に確認しておくようにしましょう。
一般的に、チェアの座面の高さは「身長×0.25−1cm」の式で計算した数値が目安とされています。身長ごとの座面の高さの目安は以下のとおりです。
| 👤 あなたの身長 | 💺 最適な座面の高さ(目安) | 💡 該当するモデル |
|---|---|---|
| 140cm | 約34cm | (足置き・フットレストの併用を推奨) |
| 145cm | 約35cm | AKRacing PINON(38cm〜※最薄靴時) |
| 150cm | 約37cm | AKRacing PINON / AKRacing Wolf |
| 155cm | 約38cm | AKRacing Wolf / Bauhutte G-220 |
| 160cm | 約39cm | Bauhutte G-220 / Bauhutte G-530 |
| 165cm | 約40cm | Bauhutte G-530 / GALAKURO Paint |
| 170cm | 約42cm | GTRACING / Secretlab(S) |
ただし、適切な高さは座面部分のクッション性や構造によってもやや変わってきます。上記はあくまで目安に留め、メーカーが公開している推奨身長も参考にするようにしましょう。
座面の奥行き
座面の奥行きとは、背もたれから座面の前端までの長さのことです。
低身長で体格が小柄な人がゲーミングチェアに座る場合、座面の奥行きがありすぎるとひざ裏に前端部分が当たってしまい、太ももが圧迫されてしまいます。また、背もたれに腰が届きにくくなるため、姿勢も崩れやすくなってしまうでしょう。
そのため、ゲーミングチェアは奥行きが深すぎないモデル、または座面の奥行きを調整できるモデルを選ぶのがおすすめです。奥行きがちょうどよければ座った時にひざ裏に余白が生まれ、太ももが圧迫されずに快適に座れます。
なお、通常サイズのゲーミングチェアの座面の奥行きは、50〜55cm程度に設計されているものが多い傾向にあります。低身長で体格が小柄な人は、座面の奥行きが50cm前後のモデルを選ぶと体にフィットしやすいでしょう。
アームレストの調整機能
ゲーミングチェアには、肘掛けや腕置きとなる「アームレスト」が取り付けられているのが一般的です。アームレストに肘や腕を置くことで、体への負担を分散できます。
しかし、低身長で体格が小柄な人の場合、ゲーミングチェアのサイズによってはアームレストに自然と腕を置くことが難しく、姿勢が崩れたり、体に負担がかかったりする可能性があります。
そのため、ゲーミングチェアを選ぶ際は、アームレストの位置を内側に調整できるモデルを中心に探すとよいでしょう。
座面の横幅が広いモデルだとしても、アームレストの位置を内側に調整すれば、体格が小柄な人でも無理なく肘や腕を置けるようになります。
足置きで高さを調整して通常サイズのゲーミングチェアを使うのはあり?
低身長の人には小さめのゲーミングチェアが向いていますが、工夫によっては通常サイズのチェアを無理なく使うこともできます。
たとえば、足が床に届かない場合、足置きや厚底のルームシューズを使うのもひとつの方法です。床に足置きを設置する、または厚底のルームシューズを履いてゲーミングチェアに座ると、足が浮いてしまうことがありません。
ただし、低身長で体格の小さい人が通常サイズのゲーミングチェアを使う場合は、背もたれに腰が届きにくく、体に負担がかかるので注意しましょう。
上記の方法はあくまで一時的な対処法として実践し、快適なデスク環境を整えたいのであれば、ゲーミングチェアの買い替えを検討することをおすすめします。
低身長の人でも使いやすい!おすすめのゲーミングチェア
ここからは、低身長の人でも使いやすいおすすめのゲーミングチェアとして、以下の6台を紹介します。
※横にスクロールして全体のデータを比較できます
| 機種名 | 最低座面高 | 推奨身長 | シート素材 | 価格帯 | 詳細レビュー |
|---|---|---|---|---|---|
| AKRacing PINON | 38.0cm〜 | 145〜165cm | PUレザー | 約4.2万〜4.5万円 | レビューを見る |
| AKRacing Wolf | 33.0cm〜 | 150〜165cm | ファブリック | 約4.0万〜4.3万円 | レビューを見る |
| GALAKURO Paint | 41.5cm〜 | 150〜175cm | ファブリック | 約1.8万〜2.2万円 | レビューを見る |
| Bauhutte G-220 | 39.0cm〜 | 145〜165cm | ファブリック | 約2.2万〜2.5万円 | レビューを見る |
| Bauhutte G-530 | 40.0cm〜 | 154〜177cm | ファブリック | 約3.8万〜4.2万円 | レビューを見る |
| Secretlab TITAN (S) | 42.6cm〜 | 150〜165cm | 選択可能 | 約6.5万〜7.5万円 | レビューを見る |
GALAKURO GAMING Paint
「予算は2万円以下に抑えたい、けれどノーブランド品ではなく安心の国内ブランドを選びたい」という方にいま最も選ばれているのが、PCパーツの国内老舗メーカー・玄人志向が手がける「Paintシリーズ(GG-C/PAINT)」です。
1万円台後半〜という低価格でありながら、最低座面高は「41.5cm〜」とクラス最小級の低床設計を実現しており、小柄な方でも足元が浮かずに安定した姿勢をキープできます。
シートにはソファのような上質なキャンバス調のファブリック生地が使われており、レザー特有の夏場のベタつきや冬のヒヤッと感が一切ありません。機能を必要最低限に絞ることで、高い品質と低価格を両立させたコストパフォーマンスに優れたモデルです。
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AKRacing PINON
ゲーミングチェアの定番ブランド「AKRacing」が、これまでの大人向けサイズではどうしても体に合わなかった小柄な女性や、小学校高学年〜のジュニア世代に向けてゼロから開発した専用コンパクトモデルです。
このモデルの最大の強みは、床から座面までの高さを最下限「38.0cm」まで下げられる超低床設計にあります。身長145cm〜150cm前後の小柄な人でも足の裏が完全に床に接地するため、太ももの裏側への余計な圧迫が一切なく、理想的な着座姿勢を自然に保ちながら座れます。
さらに全体のパーツ(背もたれの高さや座面の奥行き)が一回り小さく作られているため、付属のヘッドレストやランバーサポートが首や腰の正しい位置にピタッと噛み合います。
高耐久な高級PUレザー素材を採用し、3年間の長期製品保証が付いている安心の1台です。
AKRacing Wolf
AKRacingの「Wolf」は、シート素材に肌触りが良く通気性に優れたファブリック(布地)を採用した、インテリアに最も馴染みやすいミドルクラスの王道モデルです。
日本人の体型にターゲットを絞って設計されており、床から座面までの高さを最下限「33.0cm」まで下げることが可能です。
一般的な海外サイズの大型チェアとは異なり、身長150cm〜160cm前後の女性や小柄な方でも、かかとが浮くことなく足裏をしっかり床につけることができます。これによりお尻や太ももにかかる体圧が綺麗に分散され、長時間のデスクワークやゲームでも下半身の疲れを最小限に抑えてくれます。
Bauhutte G-220
日本のゲーミング家具大手・バウヒュッテ(Bauhutte)が、「小柄なワーカー・女性・学生」のために設計したコンパクトなライトモデルです。
後述する最上位モデル(G-530)の優れた低座面思想をそのまま受け継ぎ、2万円台前半という低予算ながら最低座面高「39.0cm〜」という圧倒的な低床設計を実現しています。
全体のサイズを一回り小さく、さらに本体重量も約14.1kgと非常に軽量に作られているため、力のない女性でも位置の微調整や部屋の掃除がしやすいのが大きな強みです。通気性の良いさらっとしたファブリック素材で、スマートに部屋に馴染みます。
Bauhutte G-530
「デスクの秘密基地化」をブランドコンセプトに掲げる、バウヒュッテ(Bauhutte)のフラッグシップ・ファブリックモデルです。
日本人の住環境と日本人の骨格に合わせて徹底的にコンパクト化されており、座面高は40.0cmから調整可能です。
さらに特筆すべきは、バウヒュッテ独自の「4段階高さ調節ヘッドレスト」です。一般的なチェアだと位置が高すぎて首の裏に合わないことが多いヘッドレストを、小柄な体型に合わせて首の凹みにジャストフィットさせることができます。
また、厚さ11cmの高密度モールドウレタンクッションが、お尻にかかる負担をやさしくホールドしてくれるため、チェアに座りながら長時間作業しても体が疲れにくいです。
Secretlab TITAN Evo(Sサイズ)
世界中のプロゲーマーや在宅ワーカーから「究極の1台」として絶賛されている、世界基準のプレミアムブランド・Secretlab(シークレットラボ)です。
このハイエンドモデルのよさは、最高級の機能性はそのままに、推奨身長150cm〜165cmの人をターゲットにした「Sサイズ」が個別に用意されている点にあります。
また、背もたれの側面に付いているダイヤルを回すだけで、シートの内部構造が上下左右に形を変える「4方向可動ランバーサポート」を搭載しており、一人ひとりの骨格の歪みや違いに合わせて、腰のカーブをピンポイントで完璧に支えてくれます。
頑丈なスチールフレームと5年間の長期製品保証が付いているため、壊れにくく、できるだけ長く使える商品を探している人には特におすすめです。
低身長の人がゲーミングチェアを買い替える際の注意点
低身長の人が自分の体格に合わせてゲーミングチェアを買い替える際は、「デスクの最適な高さ」も連動して変化する点に注意が必要です。
デスクの適切な高さは、椅子の座面高(座る位置)を基準に決まります。そのため、座面の高いサイズから低床設計のチェアに買い替えると、これまで使っていたデスクの天板位置が相対的に「高すぎる」と感じることがあるかもしれません。
デスクの天板が高すぎると、キーボード入力などの作業をする際に肩や腕へ余計な緊張がかかりやすくなります。そのため、新しく購入したゲーミングチェアの使用中、「デスクの天板の位置が高すぎて作業しにくい」と感じた場合は、デスクの買い替えも検討しましょう。
デスクにはさまざまな種類がありますが、昇降型のデスクなら高さ選びに失敗することがないので安心です。
まとめ
低身長の人でも、座面が高すぎないゲーミングチェアなら足が床から浮いてしまう心配をせずに使えます。体格に合わないゲーミングチェアの使用は体に負担がかかる原因となるため、今使っているチェアが合わない場合は買い替えを検討しましょう。
また、購入するゲーミングチェアを選ぶ際は、座面の高さや座面の奥行きなどに注目すると、自分に合ったモデルを探しやすくなります。価格なども考慮しつつ、自分の体格に適したモデルを探してみてください。

